ジェネリック医薬品NGの患者さんは基本的にはバカです。
筆者は絶対に友達になりたくありません。
なぜそう思うのかを書いていきましょう。
ジェネリックと先発の間に薬効の差はあるのか
結論:ない。
これで終わりたいところですが、簡単に説明しておきましょう。
ジェネリック医薬品とは、特許が切れた先発医薬品のいわばパクリです。
しかしこのパクリには、非常に厳しい規制が設けられています。
その規制の内容も簡単に説明しましょう。
ジェネリック医薬品には、生物学的同等性試験というものが必ず行われています。
もちろん、その試験に通らないと発売はされません。
これはつまり、体の中では全く同じように作用するということ。
これに例外はないよ!
その上当然ではありますが、
多くのジェネリック医薬品は先発医薬品に比べて安いことがほとんどです。
その中でも、あえて先発品を選ばなければいけない理由があるとすれば、
考えられる理由は3つくらいです。そちらについても次の項目で書いていきましょう。
あえて”先発品を選ぶ”に値する理由
外用の医薬品である。
外用の医薬品とは、貼り薬や塗り薬や坐剤などを指します。
また、外用の医薬品には、”使用感”というものがあります。
例えば貼り薬の湿布であれば、べたつかないか、剥がしやすいか、肌にやさしいか、などです。
痛み止めのモーラステープとかは、特に先発品が良いっていう患者さんも多いよね!
これらは先発品とジェネリック医薬品の間に明確な違いがあるので、
先発医薬品を選んでいても全く不思議ではありません。
”味”の関係がある医薬品である。
これは子供の薬の話になります。
味がいいか悪いかは、子供の服薬において極めて重要な点となります。
先発品とジェネリック医薬品のどちらの味が良いのかは、お子様によっても違います。
それに味の悪い薬を我慢して飲んでいても、
そのうち薬自体が嫌いになって全く飲まなくなってしまうかもしれません。
ただ、基本的にはジェネリック医薬品の方が味が良い場合がほとんどです。
味で差別化しないと、
ジェネリックメーカーは
売れないからね~
以上より、”味”の関係する薬では、
先発医薬品を選んでいてもそこまで不思議ではありません。
てんかんの治療薬である。
てんかんの病状の中には、非常に繊細なコントロールが必要な例もあります。
それこそ、先発医薬品とジェネリック医薬品の間に全く薬効の差がないとしても、
それを切り替えることがリスクになり得る症例です。
しかし、そういった場合は処方せんの薬の欄に、
”変更しないでください”という医師からの指示があることがほとんどです。
というか、絶対です。
””変更不可”欄にチェックがついてないのに
先発品が出てたらおかしいよ!
これがあるかないかで全ては180度変わってきますが、
とりあえず、てんかんにかかわる治療薬で先発品が出ていても不思議ではないでしょう。
ジェネリック医薬品NGの患者さんに薬剤師が思っていること
この意見は、だいたい3つほどに分かれると思います。
それぞれ順番に書いていきましょう。
もしかして、めっちゃ頭悪いんじゃね……?なんか水素水とか飲んでそう、、
これは多くの薬剤師が抱いている代表的な感想でしょう。
だって、少し調べれば薬効の差はほとんどないということがわかるんですから。
そういったことを自分で調べる力のない人が、先発品を選ぶんでしょうね。
別に悪だって言ってるわけじゃないよ!
ただ、かわいそうだなって、、
現に筆者がお薬をお渡しする時も、ちょっと変な人が多い気がします。
めちゃくちゃ自己中じゃん、選挙とかマジで行くなよな、、
医療費が増大していて財政をひっ迫しているという話は、
もはや知らない人がいないくらい有名でしょう。
そんな中で、私たちの税金を自己満足のために消費する人たちがいます。
それが、ジェネリック医薬品を選ばない人たち。
彼らは、自分が良ければ他の人達どうなってもいいのです。
これが一番許せないよ!
自己満足のために他人を犠牲にするの?
あなたは日本をダメにしたいの?
こんな人たちによって民主主義の基盤が動かされては、たまったものではありません。
本気で選挙に行ってほしくないです。
もしかして頭悪くて、その上自己中なんじゃね、、?
まあでもだいたいの方は、上記の両方でしょう。
なので、なのでこのような方々には何を言っても通じないと、
薬剤師のほとんどが諦めています。
筆者も、薬剤師になりたての頃は
ジェネリック医薬品NGの患者さんに憤る気持ちもありました。
なんでジェネリック医薬品じゃダメなんですか?
って、聞いちゃてた頃が懐かしいなぁ
ですが、その燃えるような気持ちも、少しづつ軟化してきてしまいましたね、、
ジェネリック医薬品NGな患者さんの特徴(偏見100%)
- めちゃくちゃこだわりが強い
- かなり横柄、理不尽
- 待ち時間が少しでも長くなると急に怒り出す
このような特徴がある場合が多いです。
丁寧なサービスを受けて当たり前で、自分は神様であり、少しでも不満があれば周囲に当たり散らす。
そういった人は、ジェネリック医薬品を選ばないことが多い気がします。
いつまで待たせるんだ!
俺のことを舐めているのか?
私を優先してください!
こっちは体調が悪い中わざわざ待っているんですよ?
このような事を言って来てくださる方は、
だいたいジェネリックNGですね。
ジェネリック医薬品だと効かなかったことがある!という意見に対して
その薬って日本で使った?
あくまで、ジェネリック医薬品に厳しい規制が課せられているのは日本での話です。
海外でなんとなく使った薬であれば、薬効に有意な差があったとしても不思議ではありません。
これは日本の話だからね~
その時の体調のせいじゃね?
これはかなり多い気がします。
睡眠時間や、食事。その時の気分によっても、薬の効いた感じはまるで変わってきます。
その人の体にはジェネリック医薬品は合わなかった。先発品じゃないと効かない!
なんてことは絶対にないので、安心してジェネリック医薬品を飲みましょう。
同じ薬でも、毎回同じ効き目があると思わないで~?
個人の一時の経験が、大規模な生物学的同等性試験に勝るわけがないのです。
ノセボ効果じゃね?
もともと、ジェネリック医薬品に不信感を持っている人や、
先発志向のかたには、かなり強いノセボ効果が働くことがあります。
ノセボ効果とは、患者本人の強い思い込みによって、
実際に副作用らしい症状が現れたり、効果が減弱したりすることを言います。
催眠術みたいなものだよ!
これはまったく珍しい話ではなく、そこらじゅうにありふれている話です。
”病は気から”は事実なのです。
それでもどうしても先発医薬品を選びたい人へ。
保険使わないで、全部自費でやってくれ!!!
あてぃーろの心の叫びから引用
もうこれに尽きます。
自費であれば、何をどうしようとも自由です。
むしろ、先発品メーカーを応援するために、
あえて先発品を選ぶことも、全くもって問題ないでしょう。
ですが、保険を使っている場合そのような理屈は全く通りません。
自己満足は自分で完結させて~!
自己満足に、私たちを巻き込まないでください。
その犠牲になっている人たちへ。
私たちの税金が、このような下らないことに使われているのです。
あなたたちの労働の何%かは、このような人たちのためにあるのです。
アホのために働くなら、
ちょっとでも手取り上げてくれ~!(本音)
どうですか?何となく嫌な気持ちになりませんか?
実際、ある程度先発品を選ぶ患者さんがいると薬局的にはメリットが大きい
ジェネリック医薬品の割合が、 90%以上の薬局では
残りの10%は先発品であるほうが、メリットがある場合が多いです。
それは、売上が立つから。
だから、ある程度こういった人がいても、私の立場から考えると全く不都合はありません。
ですが、やっぱりどうしても、なんだかもやっとするんですよね、、
なんか詐欺師になった気分というか、、
ジェネリック医薬品を選ばないって恥ずかしいよ!
私は、「ジェネリック医薬品を選ばない人」が友達にいたら嫌だなあと思います。
だって、「バカで自己中の人」が周りに居るのは、誰だって嫌じゃないですか?
ジェネリック医薬品NGの人の中には、
変なインフルエンサーの影響を受けて変に思い込んでしまった人もいるのかもしれません。
でも、目を覚ましてください。
薬剤師である私を信じてください。
それが、あなたの大切な人、あなたの家族、そして日本のためになるのです。
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